コラム
サジー(シーベリー)の産地は?どこ産のサジーがいいの?
サジー(シーベリー)の産地はどこなのかご存じでしょうか?
日本産はない?
産地によって含む栄養価も違うのでしょうか?
そんなサジー(シーベリー)の産地をご紹介していきます。
目次)
1)サジー(シーベリー)は世界各国で自生している?
5)まとめ
1)サジー(シーベリー)は世界各国で自生している?
サジー(シーベリー)は世界中に自生しています。
果実の大きさや色、形、成分も自生する場所によって変わります。
それは、生息する環境が違う為です。
サジーは7000万年前から生息している植物と言われており、
サジー(シーベリー)は6種類12亜種存在します。
6種類、12亜種ありますが、
同じ種類のサジーでも育った環境によって変わってきます。
サジー(シーベリー)は過酷な環境でも自生し適応する能力を持っています。
その強力な生命力で、砂漠地帯や寒冷地・高山など様々な厳しい環境でも
適応し自生しています。
中国やロシア、西アジア、ヨーロッパでなど多くの国々で自生が確認されています。
サジー(シーベリー)と言えば多くの国のなかでもモンゴルが有名です。
日本でも北海道で栽培がされており、厳しい雪国の環境で栽培がなされています。
2)サジー(シーベリー)は産地で含んでいる栄養価が違う?
栄養価は上記で少しふれたように環境によって変化します。
もちろん、産地によっても変わりますが、産地が同じでも環境によって
含んでいる栄養価は違います。
同じ種でも環境によって栄養価は変わり、
より過酷な環境で育ったサジー(シーベリー)の方が
含んでいる栄養価が高いです。
サジー(シーベリー)は、オレンジ色ですが、産地や環境で色の濃さが違います。
よりオレンジ色が濃い方が、多くの抗酸化作用を含んでいる事から
優れているとされています。
サジー(シーベリー)の栄養価の
重要なポイントとして、「厳しい冬を越す」ことができるかです。
内モンゴルのシネンシス系サジー(シーベリー)は
実が小さく、濃いオレンジ色をしています。
内モンゴルの真冬はマイナス40℃になる極寒地です。
その真冬にサジー(シーベリー)を収穫するため、
サジー(シーベリー)の中でもトップクラスの栄養素含有量です。
3)栄養価が高いのはどこ産のサジー(シーベリー)?
はじめにサジー(シーベリー)は、6種類12亜種あると説明しました。
その6種類12亜種は下記のとおりです。
6種 |
12亜種 |
無皮組 |
|
Hippophae(ヒポファエ) |
※sinensis (シネンシス サジー)ビコアサジー |
yunnanensis (ユンナンネンシス
サジー) |
|
turkestanica (トルケスタン サジー) |
|
mongolica (モンゴリカ サジー) |
|
caucasia (カウカシア サジー) |
|
rhamnoides(ラモノイドス) |
carpatica (カルパティカ
サジー) |
fluviatilis (フルビアティルス
サジー) |
|
rhamnoides (ラモノイドス
サジー) |
|
有皮組 |
|
goniocarapa(ゴニオカーパ) |
goniocarapa (ゴニオカーパ) |
litangensis (リタンジンシス サジー) |
|
neurocarpa(ニューロカーパ) |
neurocarpa (ニューロカーパ
サジー) |
stellatopilosa (ステラトピオサ
サジー) |
|
有皮組 |
gyantsensis (ジアントセンシス) |
有皮組 |
salicifolia (サリシフォリア) |
日本で流通しているサジーのほとんどがヒポファエ属です。
ヒポファエ属でも5亜種あるのがわかりますが、サジージュースや美容素材の原料として
使用されているのはシネンシスサジー(ビコアサジー)になります。
サジーの中でも最高品質のものです。
サジー(シーベリー)の中でも最高品質のビコアサジーの特徴は、
他のサジーに比べて、実が小さく、色が濃いです。
ビコアサジーは標高1,800mを超える砂漠のような乾いた山脈の奥地にのみ自生し、強烈な紫外線や時にマイナス40度にもなる過酷な環境で育っています。
小ぶりな実からは、信じられないくらいの栄養素を蓄えています。
4)日本産のサジー(シーベリー)はあるの?
唯一、日本でサジーを栽培している地域は北海道です。
日本初の国産無農薬で、サジー(シーベリー)を北海道のむかわ町で栽培しています。
栽培されている農園は、フォレスト・ベリー農園です。
美味しいサジージュースや、ジャム、冷凍されたサジーをそのまま販売しています。
無農薬で作られているので、安心してサジー(シーベリー)を味わえます。
収穫したその日のうちに自社工場で冷凍保存され、
加工する分だけが解凍・製品化されフレッシュな商品に生まれ変わります。
サジーを使ったレシピなども公開しているので、試してみるのもいいですね。
5)まとめ
サジー(シーベリー)の産地について解説してきました。
世界中に自生するサジーですが、厳しい環境で育つサジーの方が
より多くの栄養素を含む事がわかりました。
日本産のサジーもあるのでぜひ試してみてくださいね。
ウナ・ルーナでは、飲食用のサジー(シーベリー)は販売していませんが、
サジー(シーベリー)のスキンケア商品を販売しています。
ぜひ試してみて下さいね。
参考文献
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