2022/06/23
サジー(シーベリー)の産地はどこなのかご存じでしょうか?
日本産はない?
産地によって含む栄養価も違うのでしょうか?
そんなサジー(シーベリー)の産地をご紹介していきます。
目次)
1)サジー(シーベリー)は世界各国で自生している?
5)まとめ
1)サジー(シーベリー)は世界各国で自生している?
サジー(シーベリー)は世界中に自生しています。
果実の大きさや色、形、成分も自生する場所によって変わります。
それは、生息する環境が違う為です。
サジーは7000万年前から生息している植物と言われており、
サジー(シーベリー)は6種類12亜種存在します。
6種類、12亜種ありますが、
同じ種類のサジーでも育った環境によって変わってきます。
サジー(シーベリー)は過酷な環境でも自生し適応する能力を持っています。
その強力な生命力で、砂漠地帯や寒冷地・高山など様々な厳しい環境でも
適応し自生しています。
中国やロシア、西アジア、ヨーロッパでなど多くの国々で自生が確認されています。
サジー(シーベリー)と言えば多くの国のなかでもモンゴルが有名です。
日本でも北海道で栽培がされており、厳しい雪国の環境で栽培がなされています。
2)サジー(シーベリー)は産地で含んでいる栄養価が違う?
栄養価は上記で少しふれたように環境によって変化します。
もちろん、産地によっても変わりますが、産地が同じでも環境によって
含んでいる栄養価は違います。
同じ種でも環境によって栄養価は変わり、
より過酷な環境で育ったサジー(シーベリー)の方が
含んでいる栄養価が高いです。
サジー(シーベリー)は、オレンジ色ですが、産地や環境で色の濃さが違います。
よりオレンジ色が濃い方が、多くの抗酸化作用を含んでいる事から
優れているとされています。
サジー(シーベリー)の栄養価の
重要なポイントとして、「厳しい冬を越す」ことができるかです。
内モンゴルのシネンシス系サジー(シーベリー)は
実が小さく、濃いオレンジ色をしています。
内モンゴルの真冬はマイナス40℃になる極寒地です。
その真冬にサジー(シーベリー)を収穫するため、
サジー(シーベリー)の中でもトップクラスの栄養素含有量です。
3)栄養価が高いのはどこ産のサジー(シーベリー)?
はじめにサジー(シーベリー)は、6種類12亜種あると説明しました。
その6種類12亜種は下記のとおりです。
6種 |
12亜種 |
無皮組 |
|
Hippophae(ヒポファエ) |
※sinensis (シネンシス サジー)ビコアサジー |
yunnanensis (ユンナンネンシス
サジー) |
|
turkestanica (トルケスタン サジー) |
|
mongolica (モンゴリカ サジー) |
|
caucasia (カウカシア サジー) |
|
rhamnoides(ラモノイドス) |
carpatica (カルパティカ
サジー) |
fluviatilis (フルビアティルス
サジー) |
|
rhamnoides (ラモノイドス
サジー) |
|
有皮組 |
|
goniocarapa(ゴニオカーパ) |
goniocarapa (ゴニオカーパ) |
litangensis (リタンジンシス サジー) |
|
neurocarpa(ニューロカーパ) |
neurocarpa (ニューロカーパ
サジー) |
stellatopilosa (ステラトピオサ
サジー) |
|
有皮組 |
gyantsensis (ジアントセンシス) |
有皮組 |
salicifolia (サリシフォリア) |
日本で流通しているサジーのほとんどがヒポファエ属です。
ヒポファエ属でも5亜種あるのがわかりますが、サジージュースや美容素材の原料として
使用されているのはシネンシスサジー(ビコアサジー)になります。
サジーの中でも最高品質のものです。
サジー(シーベリー)の中でも最高品質のビコアサジーの特徴は、
他のサジーに比べて、実が小さく、色が濃いです。
ビコアサジーは標高1,800mを超える砂漠のような乾いた山脈の奥地にのみ自生し、強烈な紫外線や時にマイナス40度にもなる過酷な環境で育っています。
小ぶりな実からは、信じられないくらいの栄養素を蓄えています。
4)日本産のサジー(シーベリー)はあるの?
唯一、日本でサジーを栽培している地域は北海道です。
日本初の国産無農薬で、サジー(シーベリー)を北海道のむかわ町で栽培しています。
栽培されている農園は、フォレスト・ベリー農園です。
美味しいサジージュースや、ジャム、冷凍されたサジーをそのまま販売しています。
無農薬で作られているので、安心してサジー(シーベリー)を味わえます。
収穫したその日のうちに自社工場で冷凍保存され、
加工する分だけが解凍・製品化されフレッシュな商品に生まれ変わります。
サジーを使ったレシピなども公開しているので、試してみるのもいいですね。
5)まとめ
サジー(シーベリー)の産地について解説してきました。
世界中に自生するサジーですが、厳しい環境で育つサジーの方が
より多くの栄養素を含む事がわかりました。
日本産のサジーもあるのでぜひ試してみてくださいね。
ウナ・ルーナでは、飲食用のサジー(シーベリー)は販売していませんが、
サジー(シーベリー)のスキンケア商品を販売しています。
ぜひ試してみて下さいね。
参考文献